2017年6月1日木曜日

「日本遺産尾道」を訪ねて(5) 艮神社

 艮神社は尾道最古の神社で創建は千光寺と同じ大同元年(806年)といわれています。社殿の造りは切妻造りの妻入りの出雲大社系です。境内の文政8年(1825年)奉納の狛犬も来待石製の出雲狛犬でした。出雲とのつながりを感じます。境内のクスノキは樹齢推定900年といわれており、県の天然記念物に指定されています。これだけ古く大きいと神威を感じます。また境内には巨石もあります。昔の人は大きい岩にも神威を感じたのでしょう。もともと巨岩が頂上付近にたくさんある背後の千光寺山や境内にある巨岩が信仰の対象だったのかも知れません。境内には摂社として鍛冶屋の守護神の金山彦神社がありました。尾道は刀鍛冶のさかんな土地でもありました。
艮神社社殿(出雲系の造り)


狛犬(来待石製 文政8年奉納)

艮神社クスノキ(県天然記念物)


樹齢900年ともなると、神威を感じる


巨岩も神威を感じる

金山彦神社(尾道は刀鍛冶の盛んな土地だった)

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