2016年2月29日月曜日

金沢兼六園を訪ねて(2)

 雪の園内を散策しました。栄螺山は霞ヶ池を掘り広げたときの土で盛り上げた山で、登り路が螺旋に作ってあることから栄螺山と名付けられたようです。噴水は上の霞ヶ池を水源としており、自然の水圧で3、5mも上がっているそうです。随所に工夫が見られます。雁行橋は11枚の赤戸室石を使って雁が列をなして飛んでいる姿に作られているようです。この橋を渡ると長生きするといわれていましたが、今は渡ることができません。雪のお陰で冬の兼六園の風情を感じることができました。



 栄螺山(霞ヶ池を掘り広げたときの土で盛り上げた山。登り路が螺旋に作ってあることから名付けられた。)

噴水(上の霞ヶ池を水源としており、自然の水圧で上がっている)

雁行橋(11枚の赤戸室石を使って雁が列をなして飛んでいる姿に作られている。)

雪の兼六園を散策する人

2016年2月28日日曜日

金沢兼六園を訪ねて(1)

 2月15日の朝、金沢は雨でした。残念に思っていると朝食を食べている間にみぞれとなり、ホテルを出発する頃には雪になりました。雪が降る中で説明を聞くのは寒かったのですが、せっかく雪の兼六園を見に来たのですからラッキーです。有名な 徽軫灯籠(ことじとうろう)や雪つりをした唐崎松に雪が降る写真を撮ることができました。13代藩主斉泰が植えたと伝わる根上松(ねあがりまつ)は土を盛り上げて松の若木を植え、根を深く土で覆い、成長後に土を除いて根をあらわにしたものだと伝えられているようです。
 徽軫灯籠(ことじとうろう)(足が二股になっていて、琴柱に似ているのでその名がついたと言われている。)

霞ヶ池と雪つりをした唐崎松

ツツジの上に雪が積もる

根上松(ねあがりまつ)13代藩主斉泰が植えたと伝わる

2016年2月27日土曜日

白川郷合掌造り集落を訪ねて(5) 白川八幡神社

 白川八幡神社に行ってみました。電灯は点けられていますが、さすがにここはひっそりしています。白川八幡神社の勧請年代は不詳ですが、口伝によれば和銅年間の創立と伝えられているそうです。古くから白川郷の総社として崇められてきました。大杉が境内に立っていて、古社であることを伝えています。毎年10月14日・15日はどぶろく祭が行われるそうです。ここでも狛犬が迎えてくれました。
白川八幡神社

白川八幡神社境内の大杉が古社であることを伝える

白川八幡神社社殿

白川八幡神社狛犬(吽形)

白川八幡神社狛犬(阿形)

2016年2月26日金曜日

白川郷合掌造り集落を訪ねて(4) ライトアップ②

 日がとっぷりと暮れて、照明が照らし出す合掌造りの集落を散策しながら、観光客は土産物屋さんに入って、お土産を買っています。池にうつった合掌住宅や、雪が残った茅葺の屋根に木の影がうつって美しかったのですが、横着して三脚を持っていかなかったので、ピントが甘い写真になってしまいました。明善寺の鐘楼門も茅葺です。明善寺の庫裏は江戸時代末期に建てられた5階建
ての合掌造りの建物で岐阜県指定重要文化財に指定されています。
土産屋さんは観光客でいっぱい

合掌住宅が池にうつって美しい

茅葺の屋根に残った雪に木の影がうつる

明善寺の鐘楼門も茅葺
明善寺庫裏は江戸時代末期に建てられた(岐阜県指定重要文化財)

2016年2月25日木曜日

白川郷合掌造り集落を訪ねて(3) ライトアップ①

 展望台からの写真撮影はあきらめて、集落の中を歩きながら写真を撮ることにしました。メイン道路沿いのお土産屋さんの前をたくさんの観光客が歩いています。外国からの観光客も多く、中国語や英語などいろいろな国の言葉が飛び交っています。雪が残っている場所では雪の感触を楽しみながら、合掌住宅を背景に記念写真を撮る人がたくさんいます。日が暮れると家の中や照明の明かりが灯され幻想的な雰囲気が醸し出されました。
土産物屋さんの並ぶ前を散策する観光客

雪の感触を楽しみながら写真撮影

日が暮れて明かりが灯る

母屋の前の小屋も茅葺

2016年2月24日水曜日

白川郷合掌造り集落を訪ねて(2)

 大混雑のであい橋から合掌造り集落の写真を撮りました。少し雪が残っているようです。集落に入り合掌造りの家の雪像や、合掌造りの家の前の雪が解けかけているのを見ながら、食事処へ急ぎます。今日はこの冬最後のライトアップとあって、たくさんの人が訪れ、展望台に行くシャトルバスに乗るための長い列ができています。2時間以上待たないと展望台には行けないようです。先ず、合掌造りの食事処で飛騨牛の朴葉焼などの郷土料理の夕食をおいしく食べて、ライトアップされた合掌造り集落の散策に出かけます。
白川郷合掌造り集落(であい橋から撮影)

合掌造り雪像

家の前の雪が解けている

展望台へのシャトルバスを待つ長い行列
合掌造りの食事処で夕食

2016年2月23日火曜日

白川郷合掌造り集落を訪ねて(1)

 2月14日、白川郷集落ライトアップを見るツアーに参加しました。広島駅から新幹線で新大阪へ。新大阪から特急サンダーバードで金沢駅まで行き、バスで白川郷に向かいます。しかし、外は雨。雪景色は見られるのだろうか。不安な気持ちでトンネルを抜けるとそこは雪国。幸い雨も小降りになってきました。白川郷の駐車場に着き、であい橋という吊り橋を渡り合掌造り集落へ。雪は少ないのですが、吊り橋が落ちるのではないかと思われるほど、たくさんの人ですれ違うのも大変でした。
特急サンダーバードで金沢へ

バスで金沢市から白川郷へ(窓の外は雨)

トンネルを抜けると雪国だった

駐車場から吊り橋(であい橋)を渡って合掌造り集落へ(たくさんの人で吊り橋が落ちそう)

2016年2月22日月曜日

広島駅北口ペデストリアンデッキ工事NOW(4)

 広島駅北口に回ってみました。こちらはペデストリアンデッキの工事が進んでいます。中央通路の半径15mの滞留空間もできています。完成は3月末を目指して進められているようですから、もうすぐ通れるようになります。
広島駅北口ペデストリアンデッキ工事(中央滞留空間)

広島駅北口ペデストリアンデッキ工事


3月末完成を目指して進む広島駅北口ペデストリアンデッキ工事(パノラマ)

2016年2月21日日曜日

広島駅南口B・Cブロック再開発工事・猿猴橋復元工事NOW(26)

 2月14日の朝の広島駅南口B・Cブロック再開発工事・猿猴橋復元工事の様子です。Bブロックのビルはますます高くなっています。猿猴橋に行くと、もう欄干の親柱が取り付けられていました。猿猴橋を渡って、Cブロックに行くと、東西のビルが並び立っています。雨上がりなので水たまりに写った工事中のビルを撮ってみました。
広島駅南口Bブロック再開発工事

猿猴橋復元工事(欄干親柱が取り付けられている)

広島駅南口Cブロック再開発工事①

広島駅南口Cブロック再開発工事②

広島駅南口Cブロック再開発工事③

2016年2月20日土曜日

尾道市向島を訪ねて(14) 地蔵院・覚明神社

 最後に案内していただいたのが、木曽義仲に関わる場所です。地蔵院は木曽義仲が粟津ヶ原の合戦で敗死したため、三男三郎義重がその家臣覚明と30余人を引き連れて船で逃れこの島の出島に上陸、土地を拓き、農耕をして再挙の機会を待った。その間文治年間(1185~1189)に義重、覚明の発願により、浄土寺を建立して菩提所としたのが始まりです。その後享保元年(1716年)に現在地に移転したようです。地蔵院の墓所には木曽義重一族36人の墓といわれる三十六苗荒神があるそうですが、今回は行きませんでした。地蔵院の屋根には見事な獅子の留蓋がありました。地蔵院から少し北に行ったところに覚明神社がありました。義重並びに家臣はこの地に住み、土地を拓き、寺社を建て、農耕改良に尽くしたことから、向島の住民がその徳を慕って、この社を建て農業の守護神として崇め祀ったもののようです。祭神は木曽義仲・木曽義重。太夫坊覚明ですが、木曽義重と覚明は一族の自立を見届けた後、信州へ帰ったそうです。今回の向島さんぽは、親切な方にご案内いただき思わぬ収穫がたくさんありました。素晴らしい出会いに感謝しつつ帰りの渡船に乗り、向島を後にしました。




地蔵院

地蔵院屋根留蓋

覚明神社

渡船船着場

2016年2月19日金曜日

尾道市向島を訪ねて(13) 高見山展望台・雨乞いの碑

 「もう少し時間いいですか。」と岩子島厳島神社奥ノ院の前を通り、向島大橋を渡って連れて行っていただいたのが高見山展望台でした。途中、因島大橋の上に雪が積もっているように見える不思議な現象を見ることができました。高見山展望台からは因島、佐木島などの瀬戸内の島々、そして四国までの素晴らしいパノラマを見ることができました。眼下には余崎城址が見えます。この城は立花観音崎という岬に築かれた典型的な水軍の城です。展望台を少し下った所に雨乞いの碑(龍王神)や祈雨降来紀念碑がありました。向島では渇水期には地元民が鐘と太鼓で囃やし、掛け声をかけ山頂に登り、たき火をし雨乞いをしていたそうです。この島は水不足が深刻な島だったということがわかりました。
岩子島厳島神社奥ノ院
因島大橋(橋の上に雪が積もったように見える)

高見山展望台

高見山展望台からの素晴らしいパノラマ


余崎城址

高見龍王神
雨乞いの碑(龍王神)昭和8年建立

祈雨降来紀念碑(大正13年建立)